いつもロッテオンラインショップ「私と珈琲」メルマガをご愛読頂きありがとうございます。今回で20回目です。
いつも監修をしてくれているGP COFFEE ROASTERで新しくデカフェの取り扱いを開始しました。
夕食後、珈琲を飲みたいけれど、我慢している方は多いかと思います。
私も食後のチョコレートやビスケットと珈琲を合わせたいのですが、寝れなくなったらと思い、飲むのを控えています。
そんな時にデカフェはいいですよね。
でも、デカフェは普通の珈琲より味が劣るのかな?
淹れ方は一緒でいいのかな?など疑問があるかと思います。
今回はそのようなところも珈琲焙煎士の実さんにお伺いしていますのでご覧ください。
G☆P COFFEE ROASTER
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東京都渋谷区本町2-28-4
Business Hours
月・火・木・金 11:00 - 20:00
土日 10:00 - 20:00
定休日: 水曜日深煎りの自家焙煎を常時6種類以上揃えペーパードリップの他、ネルドリップも味わえるお店です。 レコードがかかる隠れ家的雰囲気で頂くコーヒーは格別です。
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デカフェの取り扱いを開始されましたが、そもそもデカフェとカフェインレスはどのようなものでしょうか?
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デカフェとは本来カフェインを含んでいる飲料からカフェインを取り除いたものです。カフェインレスはもともとが少ないもので、カフェインの含有率は10%未満という基準があります。ヨーロッパだとどちらも同じような意味で使われていますが、日本よりも基準は厳しく0.1%未満となっていますよ。
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どちらも完全にカフェインがないわけではなく、カフェインが少ないということだけ覚えておけばいいですね。
デカフェって珈琲の味が通常よりも劣るイメージがありますが、どうでしょうか?
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そうなんですよね。それはこれまでのカフェインの取り除き方に原因があります。カフェインレスは元々、生豆を水に浸す方法が主流でこれでは豆の風味や美味しさが一緒に流れ出ていました。さらに有機溶媒という方法もあるのですが、これは有害な物質が含まれるので日本には輸入されていないようです。
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二酸化炭素による除去方法もありますよね?
これはどうですか?
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これは安全性は高いのですが、コストも高くて販売価格が高くなってしまうのでうちでは取り扱っていませんよ。
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安全性と価格、美味しさの両立はなかなか難しいですね。
GPはコロンビアの豆をデカフェとして販売していますが、なぜこの珈琲豆にしたのですか?
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この豆はマウンテンウォータープロセスという方法でカフェインを除去している為です。
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また新しい方法がでてきましたね!
これは先程の水に浸すのとは違うのでしょうか?
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方法を説明しますと、まず生豆に水を通し、抽出したカフェインを含む水をろ過して、カフェインのみを取り除きます。そうすると旨み成分だけが水に残り、これに新たな生豆を浸すことで、カフェインだけが取り除かれ、旨み成分だけが残った珈琲豆ができあがります。
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安全性が高くかつ美味しくなるんですね。
デカフェの豆の焙煎で気をつけていることはありますか?
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マウンテンウォータープロセスでいくら旨みが逃げにくいとは言っても、香りや芳醇さは通常よりも劣るので、深めに焙煎して、珈琲らしさを出すようにしています。
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焙煎度合いを変えているのですね。
淹れ方は通常のと一緒で大丈夫ですか?
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淹れ方は特に変えなくて問題ないですよ。
ぜひ夕食後のお菓子と合わせてみてください。
- はい!これで24時間、珈琲が楽しめます!
寒い日が続いておりますが、温かいデカフェ珈琲とお菓子をお楽しみください。
デカフェの珈琲豆はGPのオンラインショップからご購入頂けますので試しに飲んでみてくださいね。