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さて、今回はみなさまも大好きな「※カフェラテ(エスプレッソ)」についてMURRMA COFFEE STOPの店主、下司さんに伺っていきます。
※カフェラテ:ミルクにエスプレッソを加えたもの
カフェオレ:ミルクにコーヒーを加えたもの
MURRMA COFFEE STOP
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東京都渋谷区本町2-6-1
Business Hours
火曜日〜金曜日 8:00 - 18:00
土曜日/日曜日/祝日 9:00 - 18:00
定休日: 月曜日(祝日の場合翌日火曜日)自家焙煎で常時5種類以上の珍しい産地の浅煎り豆を取り揃え、珈琲の奥深さを感じさせてくれるお店です。
気軽に話しかけやすい店主なので、豆のことや淹れ方など困ったことがあれば何でも親身に教えてくれます。
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MURRMAさんはカフェラテでも豆を選べますよね。お店によってはカフェラテに使用される豆が決まっていますが、それはなぜでしょうか?
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豆によって挽き方を変えているので、オペレーションの都合上「今日はブラジル、明日はエチオピア」といった風にしているのだと思いますよ。
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たしかに銘柄指定ができると大変そうですね。
異なる産地の粉が入らないように気をつかわないといけないし。
MURRMAさんのお客さんはどのくらい指定されますか?
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3割くらいと意外にも多いんですよ。皆さん、お好きな産地があるのだと思います!
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下司さんはカフェラテにする時におすすめの産地はありますか?
おすすめの精製方法も気になります!
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まず精製ですが、すっきりしているウォシュッド(※1)よりも甘みやまったり感、独特な風味がある、ナチュラル(※2)が僕は好きです。
産地ですが、柑橘系よりもベリー系の風味のほうがミルクと合うので、エチオピアがおすすめです。
華やかな香りが口に広がります。
- ※1
- ウォシュッド・・・コーヒーの果実を洗い流すと同時に果実と豆の間にあるミューシレージを除去する方法。すっきりとした豆本来の風味が感じられるのが特徴。
- ※2
- ナチュラル・・・コーヒーの果実を選別後、乾燥させ脱穀させる方法。
独特の甘さが特徴。
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やっぱり精製も関わってくるのですね。私もエチオピアのシャキッソは好きでよく飲んでいます。
アイスラテだと、ルワンダのピーチ感も良さそう!
カフェラテはミルクにエスプレッソを加えたものですが、バリスタとして合せるエスプレッソで意識することはありますか?
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意識することとしては、ミルクの濃度に負けないこと、豆の個性が消えないようにすることなどです。
先程、ナチュラルが美味しいと言いましたが、ウォシュドでも豆の量を多くしたり、挽き方を変えたりすることで美味しく召し上がって頂けるよう工夫しています。
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さすが下司さん!豆の個性を熟知した上で、それを最大限、カップのなかで表現するんですね。
飲むときは目をつぶりながらその世界を感じたくなります。
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そこまで言って頂きありがとうございます。
実は浅煎りでエスプレッソを美味しく抽出するのは難しいんですよ。
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なぜ浅煎りだと難しいのですか?
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浅煎りはどうしても酸味が出やすく、甘さと苦味、香りとのバランスが取りづらいんです。
ドリップコーヒーと同じですが、豆の挽き方や量、お湯の量を調整することで味のバランスを取っています。
- 今回は焙煎士というよりもバリスタの裏側をお伝えいたしました。
みなさんもカフェラテを飲む際は、「これはどんなイメージで仕上げているのかな?精製はナチュラル?ウォッシュド?」など考えてみると楽しいですよ。
浅煎りのラテにはカスタードケーキなどふんわりしっとりした焼菓子を合わせてみてはいかがでしょうか?
優しい味わいが口に広がりますよ。