いつもロッテオンラインショップをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。「私と珈琲」メルマガは今回で3回目となります。
今回は1回目でご協力頂いたアンケートをもとに"MURRMA COFFEE STOP”の店主、下司さんと内容を考えましたのでぜひ最後までお読みください♪
今後も皆さまのお声をもとにメルマガを作り、お届け致します!
ご期待ください。
それでは、色々と悩み試行錯誤を重ねたメルマガのテーマは・・・
「コーヒー豆の精製方法、自分好みのコーヒーの見つけ方」についてです。
お時間がございます時にお読み頂けると嬉しいです。
MURRMA COFFEE STOP
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東京都渋谷区本町2-6-1
Business Hours
火曜日〜金曜日 8:00 - 18:00
土曜日/日曜日/祝日 9:00 - 18:00
定休日: 月曜日(祝日の場合翌日火曜日)自家焙煎で常時5種類以上の珍しい産地の浅煎り豆を取り揃え、珈琲の奥深さを感じさせてくれるお店です。
気軽に話しかけやすい店主なので、豆のことや淹れ方など困ったことがあれば何でも親身に教えてくれます。
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下司さん、1回目のアンケートで皆さんからたくさんのお声を頂き、今回はその中から聞いていきますね!
1回目に、産地ごとのコーヒーの特徴を取り上げましたが、多くの読者の方がなぜ採れる地域によって、風味が違うのか疑問に思っているようです。
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採れる地域だけではなく、気候や土壌、品種によっても味は変わってきますよ。同じ地域でも村や農園ごとに味が違ったりすることもあって面白いですよ。
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農園ごとに違うとなると、本当に多種多様な味になりますね。
コーヒー豆を買いに行った時、国名の他に農園や村の名前が載っていますよね?あとその近くに“ナチュラル”や“ウォシュッド”と書いてありましたがもしかしてこれも味に影響してくるのではないでしょうか?
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よく気付きましたね!
それは豆の精製方法のことで味を左右するとても大切な工程です。
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豆の種類だけじゃなくて精製の仕方によっても味に影響が出るんですね!
どのような精製方法があるのでしょうか?
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大きく分けて3つあります。
まず1つ目は非水洗処理方式(ナチュラル)です。
コーヒーの果実を選別後、乾燥させ脱穀する方法のことです。ナチュラルの特徴は果実の成分が生豆に凝縮されるので独特の甘さがあることです。
ナチュラルが多い国はエチオピアやブラジルで、近年、エチオピアのナチュラルは個性があり、人気がありますよ。
昔は発酵臭がして評価が低かったですが、時代は変わるものですね。
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私もナチュラルはコクと甘さがあり好きなのでよく買う豆です。
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ただ、ナチュラルは小石など異物が混入しやすく、商品にならない欠点豆が多くなってしまいます。
また天日干しの為、天気に左右されることが多く、収入が一定ではなくなることもあります。
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それは生産農家からしたら痛手ですね、、
この原始的な精製は好きなのでこれからも残ってほしいですが採算のことを考えると悩ましいですね。
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2つ目の精製方法は、水洗処理方式(ウォシュッド)です。
ナチュラルと違い乾燥する前に水で果実を洗い流します。
それと同時に果実と豆の間にあるミューシレージというヌメヌメしたところも除去することで、すっきりしつつ豆がもっている本来の風味を感じることができると思います。
またウォシュッドは選別の工程が多いので、欠点豆が少ないコーヒーになりやすいです。
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ミューシレージって初めて聞きましたよ。それがあるかないかで味に差が出てくるんですね。
3つ目を教えてください。
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最後の精製方法はパルプドナチュラルです。これは地域ごとに呼び名が変わるので、あくまでも一つの呼称だと思ってください。
これはナチュラルとウォシュッドの掛け合わせで、果実は洗い流すのですが、ミューシレージは残し風味を活かす比較的新しい方法です。
クリーンな風味と甘さがあり、ブラジルやコスタリカといった中南米でよく使われています。
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ちなみにコスタリカではミューシレージのことをミエルといい、公用語のスペイン語では蜂蜜を意味する発音と近いことからハニー製法と言ったりします。
ハニーにもレベルがあってミューシレージの残量によって、レッドやイエローなどの呼び方があります。
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先日伺ったロースターで初めてハニー製法に出会ったのですが、名前からして養蜂で使われた木箱で発酵させているのかと思っていました。笑
コーヒーって知れば知るほど奥が深くて面白いですね。
もし精製方法が書いてなかったらお店の方に聞いてみます!
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そうですね、それを聞いてきたらコーヒー通な方だなと思っちゃいます。笑
コーヒーは種、産地、精製、焙煎によって味が変わるので、色々飲んで自分好みのコーヒーを見付けてくださいね。
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はい!好き嫌いはあるかと思いますが、私は朝飲むのと昼過ぎのと夕方で種類を変えたりして楽しんでいます。
皆さんも一緒に自分好みのコーヒーを探しましょうね。
- 次回も皆さんから頂いたお声をもとにお届けしようと思っているのでお楽しみにお待ちください