私と珈琲 コーヒー焙煎士 G☆P COFFEE ROASTER 実 豪介氏監修

いつもロッテオンラインショップ「私と珈琲」メルマガをご愛読頂きありがとうございます。今回で6回目となります。

本題に入る前に会員の皆様から「なぜMURRMAさんに監修をしてもらっているの?」とお問い合わせを頂きますが、まずはこのことにお答えしますね。
それはMURRMAさんが会社近くにあり、休憩時間に寄ってみたところ、これまで飲んだことのないコーヒーを味あわせてくれたからです。
私にとってMURRMAさんはコーヒーの原点です!
そこからコーヒーにのめり込み、各地のロースターを訪れるようになりました。

そこで店主の下司さんにお願いし、そのコーヒーの奥深さを少しでも多くの方に届けたいとの気持ちから監修して頂いています。

ですが、今回はMURRMAさんではありません。
深煎りのネルドリップという淹れ方をお伝えするのに、浅煎りを得意とするMURRMAさんではなく、「G☆P COFFEE ROASTER」というお店に監修して頂きました。

G☆P COFFEE ROASTER

店主の実豪介(じつごうすけ)さんが淹れるコーヒーはガツンとした苦味のあとにくる、ふくよかな甘さがとても美味しく、ネルドリップにも精通している方です。

今回は特別に実さんにお願いをして、ロッテの10月の新商品セットに合うコーヒーを1つ付けて頂きました!
「私と珈琲」メルマガ会員様先行での30セット限定販売ですのでお早めにご購入ください。

それでは今回協力してくれた実さんとの初回のテーマは「深煎り〜ネルドリップの世界〜」です。
ぜひ、最後までお読み下さい。

G☆P COFFEE ROASTER

私と珈琲 第6回 今回は「深煎り〜寝るドリップの世界〜」について珈琲焙煎士、実豪介(じつごうすけ)さんにお伺いします。

  • ライターK
  • 矢印
  • 実さんから話が聞けるなんて嬉しいです!
    よろしくお願いします。
    GPさんは深煎りのお店ですよね?
    最近はサードウェーブの影響で浅煎りのお店が増えているなか、どうして深煎りの豆を提供しているんですか?

  • 実さん
  • 矢印
  • 深煎りの古き良き日本のスタイルと深煎り独特のキャラメルのような甘さと苦味が好きなんですよ。

  • ライターK
  • 矢印
  • 日本人が慣れ親しんでいる、喫茶店やコンビニコーヒーは苦味のある深煎りなので、浅煎りよりも受け入れられやすいかもしれませんね。
    逆にそのコーヒーの苦みが好きじゃない方もいるので、浅煎りコーヒーがその受け皿となってコーヒー文化自体を盛り上げているように思います。
    先月はMURRMAの下司さんに焙煎についてお伺いしたのですが、深煎りではどういうことが大切なんでしょうか?

  • 実さん
  • 矢印
  • じっくり火を入れて豆の奥まで熱を通すことです。
    火力が強いと周りだけが炭のようになってしまい、ただ苦いコーヒーになってしまいます。
    中火で中までカラメル化させることで、ジューシーで甘いコーヒーになります。

    焙煎機 焙煎の様子
  • ライターK
  • 矢印
  • たしかにGPさんのコーヒーは苦味のあとに深い甘さがきますよね。
    コーヒーが苦手な方でも一度飲んでほしいです。
    GPさんは喫茶店文化が根付く日本人が好むような深煎りを出していますが、ペーパードリップ以外に、「ネルドリップ」もやっていますよね?
    ネルドリップを知らない方も多いと思うので、この抽出方法について聞いてもいいですか?

  • 実さん
  • 矢印
  • ネルドリップネルドリップは通常のペーパーと異なり、布(フランネル)のフィルターを使います。
    ペーパードリップは紙が油分をはじいてしまい、下に落ちにくいですが、ネルはしっかりと油分も抽出してくれる為、こくのある滑らかな質感になります。

  • ライターK
  • 矢印
  • たしかにふくよかなこくがあって、ペーパーとは違う美味しさがありますよね。
    ネルはメンテナンスが大変そうですが、どのように洗浄や保存をしているのですか?

  • 実さん
  • 矢印
  • ネルを水に浸す鍋で煮沸殺菌したものを、水を入れたタッパーに浸し、冷蔵庫で保管していますよ。
    手間と時間はかかりますが、それも美味しいコーヒーを淹れる為なのでその過程も楽しんでほしいです。

  • ライターK
  • 矢印
  • そのひと手間が美味しくしているんですね。
    ネルドリップを家でやってみたいと思っているのですが粉の挽き方やお湯の温度、量はどうしていますか?

  • 実さん
  • 矢印
  • ネルドリップを家でやるなんて、喫茶店を開けますよ(笑)
    粉はペーパードリップよりも粗めで23g、お湯は86℃で120tにし、贅沢に淹れています。

  • ライターK
  • 矢印
  • そんなたっぷりと豆を使っているんですね。
    ペーパードリップだと約18gなのに、本当に贅沢!
    淹れるときのポイントを教えてくれますか?

  • 実さん
  • 矢印
  • 粉を膨らませドームをくずさないようにすることです。
    この時、淹れる時間は気にせず、ゆっくりと豆の表情を見ながら120ccを注ぎ入れます。

  • ライターK
  • 矢印
  • 豆と会話しているようで面白いです!
    職人技って感じがして、なかなかできることではありませんが挑戦したいです。

  • 実さん
  • 矢印
  • ネルドリップはフランスで発祥して日本に伝わってきましたが最近はあまり見かけなくなってきました。
    なので、少しでも多くの方がネルに興味を持って頂き、ご自宅でも挑戦して頂ければとても嬉しいです。

  • ライターK
  • 矢印
  • 私もネルドリップは大好きなので、さらに広めていきましょう!
    実さん本日はありがとうございました。
    今後、実さんと面白い企画を考えているのでお楽しみにお待ちください。

  • ライターK
  • 冒頭でもお伝えしましたが、ロッテの10月の新商品セットに、実さんが焙煎したコーヒーのドリップバッグを1つお付 けし、30セット限定で販売しております。
    ぜひ多く方に実さんのコーヒーとロッテのチョコレートとのペアリングを楽しんで頂ければと思います。